1、経過観察 |
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子宮筋腫は良性の腫瘍なので、症状がなく、また日常の生活に支障がなければ、「経過を見る」 というのも立派な治療法のひとつです。
年齢的に若く、妊娠の可能性を残しておきたい人や、更年期に近い人、妊娠中に筋腫が発見された人などは、定期的に診察を受けながら様子をみます。
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2、薬物療法 |
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薬物による治療としては、症状を軽減する対症療法としての薬剤と、筋腫の増大を一時的に抑える薬剤とがあります。
しかし、筋腫そのものを直接小さくしたりする薬剤はないので、あくまで限定的といえます。
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3、手術 |
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子宮筋腫の手術は、大きさだけで決めるのでなく、症状を見ながら総合的に判断します。子宮筋腫があっても、そのために手術が必要な人は全体の5%以下といわれます。
手術が必要なのは薬物療法で症状が改善しない場合や、改善する見通しの立たない場合、また強い貧血を繰り返す場合などで、このような時には手術を行います。
またこれから妊娠を計画している場合には、その時点で症状が現れていなくとも、妊娠中のトラブルを予想して手術を行う場合があります。 |