子宮筋腫の原因
子宮筋腫は腫瘍ですが、腫瘍というのは自分の体の中にあって、体のコントロールを離れて自律して増殖する細胞の集団です。腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられ、良性の代表が筋腫、悪性の代表がガンです。
筋腫ができる原因についてはいまだに解明されていませんが、筋腫の染色体を調べてみると、約2割程度に染色体の異常が見られます。
12番染色体といわれるものに異常が発見されることが一番多く、この染色体の異常が筋腫の発生に関係しているものと考えられています。
しかし、12番以外の染色体に異常が発見されることもあり、また同じ人の中でも異なる筋腫核で異なる染色体異常が見つかっているので、完全に原因は究明されていません。
原因がわかっていないのですから、残念ながら完全な予防法はないのが現状です。ただ、筋腫の存在を早期に発見すれば、経過を定期的に観察しながらさまざまな対応策をとることができます。
30歳台になったら、ガン検診とともに子宮筋腫の検診も受けるようにするのが賢明です。
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