子宮筋腫と不妊
不妊の原因にはいろいろなケースがあり、また不明の部分も多いので、子宮筋腫をすぐに不妊の原因と結びつけることはできません。筋腫を持っていても、妊娠している人はたくさんいます。
ただし、子宮筋腫の患者の不妊率は2割から3割あるので、この数字は筋腫を持たない人に比べるとかなり高いといえます。特に粘膜下筋腫や筋層内筋腫のために、子宮の内膜がでこぼこに変形していると受精卵が着床しにくく、また着床したとしても流産しやすくなります。
筋腫を持っていて、ほかにはっきりした不妊の原因が考えられない場合は、筋腫の核だけを除去する「核出術」が行われます。核出術を行ったあと妊娠するケースは、かなり見られます。この詳細は、子宮筋腫と手術のところで詳しく述べます。
子宮腺筋症とは? >>
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